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社会人入試・編入学試験の為の「小論文勉強法」

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社会人入試・編入学試験の為の「小論文勉強法」―第6回 芹沢一生
 さて今回は、小論文の字数のこと、及び「院試」「編入」「学部社会人入試」におけるレベルの問題にふれたい。

―字数―
 字数制限への許容字数は別の機会とすることにして、小論文の字数「600字」「800字」「1200字」「1600字」はたまた「400字」の小論文勉強法に違いがあるか、という問題である。これは経験則に基づく私見であるが、小論文学習上区別する必要は無い。600字が書けない人間には800字はとうてい書けないわけで、600字を完璧に書ければ、1600字もきちんと書けるようである。つまり、勉強法としては600字を基本としてきちんと「書ける」ようにして、本番試験での字数が多いのであれば、字数を増やすトレーニングが効率的ということになる。

 試験過去問が1600字だからといって、最初から1600字では書けないし、書けないまま終わってしまう。それから意外なことに字数の少ない400字の小論文が難しいということだ。したがって、当塾の小論文講座ではそのものズバリではないのだが、難しい400字を楽々書けるようなカリキュラムを採用している。どうやら合格実績を見ると字数の多い試験問題にも400字演習効果は出ているようである。

 また、過去の本番試験が600字だから、600字以上にはチャレンジしない、というのもいけない。例えば、800字を「書けるようになれば」600字はかなり楽に書けるし、去年600字出題だが、今年800字ということも考えられないことではない。私は、「小論文」をよく「水泳」に例えるのだが200m泳げる人は、確実に100m泳げるということだ。

―「院試」「編入」「学部」の違い―
 小論文の勉強を「院試」向け、「編入」向け、「社会人入試」向け、「一般入試」向けと区分して考えられる方が多いが、この点はどうだろう。もちろん、「院試」は字数が多い割には時間が比較的短いのでそういう点では上級=大変といえる。しかしながら、上記「字数」の中でもふれたが「書く」というテクニックとしてはすべて延長線上で、同一である。1600字であろうと400字、600字から勉強した方が効率的である。つまり、いくら院試だからといって基礎は同一で、基礎の無い人=書けない人は最初から勉強しなければ危険だということだ。

 その次に要求されるのが、中身(期待される合格学生像)と認識いただきたい。つまり「一般入試の高校3年生」は高3らしく、「社会人」は社会経験が豊富、「編入」は大学でいかにも一生懸命2年間学んだらしい小論文を書かなければならないということだ。他の「院試」「学士編入」も同様である。この中身は、自分自身で磨く以外の方法は無い。特に「社会人」は新聞を読み、社会人としての教養、知識を豊富にすることがまず第一歩であろう。もちろん、一般入試でも難関大学の小論文論題には、かなりの社会常識を要求されるものもある。したがって、新聞を「よく読む」ということは、小論文の勉強においては共通の「基礎の基礎」勉強法ということになる。
社会人入試・編入学試験の為の「小論文勉強法」―第5回 芹沢一生
―書くこと―
 これまで「小論文勉強法」として、実際書く前段階の勉強を主に解説してきた。実際に「書く」段階では、どんな点が重要だろうか。「小論文」は「誰かに、ほんの少しだけでも習わなければいけない」(もちろん参考書で習ってもよいのだが)のは「こうしなければいけない」という厳然たるルールがあることだ。それを守らないと減点されてしまうという、暗黙のルールとでもいうものである。

 その「小論文」の基礎の基礎は「原稿用紙の使用法」ということになる。これは当塾の講座見本として開放しているので「必ず」見てほしい。当塾の小論文講座に限らず、まず第一にこれをマスターしなければならない。小生の指導経験では、第1回目で教えたにもかかわらずこの「原稿用紙の使用法」を間違う受講生は多い。これは「きまり」事なので正しく覚え、必ず厳守しよう。この使用法を間違うと必ず減点される。あと、この使用法で「迷った」場合は、その原理原則である、活版印刷の活字組を考えればある程度の正解は導ける。
http://sho-ken-hp.hp.infoseek.co.jp/shoron.htm

 同様な事に「漢字」の問題がある。現代社会では「漢字」はPCが自動変換してくれるので大変有り難いのだが、試験場では自分の頭の中で漢字変換をして手で書かなければならない。あいまいな漢字は「ひらがな」でというのは、「小論文」の原則なのだが、いくら立派なことを論理一貫論じても「ひらがな」ばかりでは、その人間の知的レベルの低さを露呈してしまう。この対策にはやはり何でも良いが実際「書く」以外ない。当塾の講座がNET利用講座にもかかわらず、わざわざ「郵送」で「原稿用紙に鉛筆書き」を提出いただいているのはこの訓練に他ならない。

 他にも、練習であれ、名前をきちんと「欄外右上に書く」など基本的な習慣(クセ)を普段の勉強でしっかり身に付けたい。

―時間との戦い―
 あと、留意しなければならないのは試験の場合時間が限られているということである。この対策としては何点かあるのだが、そのテクニックの一部はやはり当塾の講座見本に開放しているので見てほしい。
http://sho-ken-hp.hp.infoseek.co.jp/shoron-8.htm

 この時間に関しては、概して「編入学」「大学院」と上級レベルになると、要求される字数の割には時間が少なくなる傾向がある。例えば、書研塾塾生が過去受験した広島大学大学院博士前期(経済)の社会人選抜の「小論文」は、「課題文(日経新聞記事)を読み、それをある立場で21世紀に向けて必要な視点を1400字から1600字で述べよ」という問題でなんと時間が90分という短いものであった。まあ、なんとか時間内に書き上げて無事合格した。大学院なのだから「小論文」といってもこのようにハードであるのは当然とも言えよう。

 一般的1年次入学(学部)社会人入試における「小論文」の場合はどのくらいかというと、60分で600字以内、90分で800字〜1000字というように、10分あたり約100字という字数(分量)が相場である。したがって、受験大学の試験が60分800字というように、10分あたり100字を上まわる場合は、若干「手強い」試験となる。
社会人入試・編入学試験の為の「小論文勉強法」第4回 芹沢一生
 来年度受験(平成22年4月入学)の為の「小論文勉強法」として連載してきたが、3月に入り、その題名もおかしいので今回より上記題名に変更し連載を続けたい。

―過去問―
 「小論文」にかかわらず過去問の入手は重要である。例えば、本番と同じ時間内で過去問を解いてみることにより、自分の実力を知ることができる。また、勉強の指針が明確になる。ただし、社会人入試・編入試験に関しては赤本も無いので、どうしたら入手出来るのかとの質問も多い。これは難しいことでは無い、大学の入試課で入手できる。ただし、課題文付の場合など、著作権の関係で非公開という大学も増えている。この場合でも、大学窓口で閲覧のみ可というケースも多い。あきらめずに大学入試課に聞いてみよう。そして、公開の場合であるが、無料もしくは送料コピー代程度で入手出来る。あと、大学によっては資料の開示時期が定められているところもあるので、この場合は、期間内に入手することになる。

 もちろん、少数だが過去問を完全非公開という大学もある。こうなると「やっかい」になる。こまめに掲示板などで情報を探すことになるが、「かなり」難しい。というのは、晴れて大学生になった人間にはそんな掲示板には用が無いという現実があるからだ。当塾の塾生なら、塾OB・OGに問い合わせるといった手もあるが、それも相手の好意があってのことである。

 また、この過去問について難しいことは、某大学社会人入試試験、某大学歯学部学士編入試験(2問のうち1問)の様にほとんど毎年同様な問題が出題される例もあれば、過去とまったく異なった傾向の問題が出題される(劇変)こともある。これは書研塾塾生に「よく言っている」話だが、上記のほんの一握りの大学を除き、過去問は「絶対出題されない」問題ということもいえるのである。このような点は、社会人入試、編入試験などの少人数が受験する入試の特徴となっているので、実際の勉強では充分意識する必要がある。そして、社会人入試、編入試験の小論文に精通した指導者が必要ということもいえる。

―知識を広げる―
1. 新聞(特に朝日新聞、経済系志望は日本経済新聞)を読むこと
2. わからない言葉は辞書、現代用語の基礎知識などで調べる
<本の詳細は下記参照>
http://sho-ken-hp.hp.infoseek.co.jp/s-binran.htm
と今まで述べてきた。それだけで良いのだろうか。やはり、
3.それぞれの志望学部、学科の専門領域に近い本を読み、知識を広げる事は不可欠である。将来その勉強をしたいわけなので、当然だ。例えば、環境学部を受験して「環境に関する本を1冊も読んだことが無い」はどう考えても「おかしい」だろう。また、ずばりその文章が課題文として出題される事もある。例えば「心理・教育」志望の受験生は河合隼雄の著書を最低4〜5冊読むのは常識といえよう(この「心理・教育」以外でも河合隼雄は頻出しているので要注意)。その他、各学部頻出の著者等の傾向がある。その分析については、後日したい。
来年度受験の為の「小論文勉強法」その3 芹沢一生
―出題傾向―
 最近の出題傾向としては、資料、特に課題文が付くものが多くなってきた。

 この資料付きでも「四コマ漫画」「イラスト」とかなり斬新なものもあると聞くが、これらは例外でオーソドックには新聞の社説などのコラムからの「課題文」、心理系を中心に「グラフ」「表」というものが多い。獣医学部学士編入試験でも、毎年「グラフ問題」が出題される大学もある。このような新傾向の小論文が登場した背景には、大学の変革ということがあるらしい。その一つでもある社会人入試受験生は、過去問に関係なく必ずこういう問題にも一度はトライする必要がある。どのような問題が出ても、一定、合格レベルの小論文を書ける力をつけることである。書研塾の小論文講座でもこのような問題も取り上げ、「どんな問題」にも対応できる「小論文力」の養成をはかっている。

―小論文の勉強その3―
 前回まで、新聞を読むことの効用を述べたが、ではそれからどうしたらよいのか。やはり、書くことだ。「読むだけ」で小論文が書ける本があるようだが、現実には「それだけでは無理だ」。

 「書くこと!」前回には時間があればと注釈付きであったが、一番勧められる方法は、朝日新聞だったら「天声人語」を毎日全文書き写すことだ。(前回のその2でも少しふれたが、「天声人語」は段落変え箇所に▼印を使用している。これは当然、一般的な形に直し書き写す必要はある。)社説の方がベターだが、社説は長く大変なので「天声人語」で良い。もちろん原稿用紙にだ。受験校が決まっているのであれば、そこの問題を調べ答案用紙が縦書きなら縦書き、横書きなら横書きの原稿用紙に書こう。ただし、この縦書き、横書きも、「こだわる」ことは危険だ。来年から答案用紙が「変わる」ことも無いとはいえない。それが社会人入試である。この方法は「漢字書取」の訓練にもなる。

 もちろん、「原稿用紙使用法」「わからない言葉は辞書、現代用語の基礎知識などで調べる」は当然実行しなければならない。数多くの社会人、編入試験受験生を指導してきたが、依頼心の強い人が多い。依頼心を捨て「自分で調べる」、これが大学での学問を目指す人間の勉強の本来の姿である。
★★辞書、現代用語の基礎知識に関しては下記参照
http://sho-ken-hp.hp.infoseek.co.jp/s-binran.htm

 上記の「書き写し」だが、単に書き写すだけでなく、一歩進んで要約する方がより効果的である。ただ、これは指導を受けた方が良い。こういった、基礎から着実に勉強していくのが書研塾の小論文講座である。
来年度受験の為の「小論文勉強法」その2 芹沢一生
 ―論理的な文章とは―
 前回―小論文とは何か―ということで、「論理的に自分の意見を述べる文」と簡単に言い切ってしまった。では、この「論理的な文章」とはどういう文章であるのか考えたい。

 参考書などには、「筋道をたてて正しく述べた文章で、思考の流れが合理的で抵抗なく読むことが出来る文章」と書いてある。簡単に言えば「理屈」で書いた文章ということだ。

 そのため、日常でも物事を論理的に、理屈で考えるクセをつけることが、重要となる。

 あと、論説文でよく用いられる方法には、演繹法、帰納法などがある。いずれも三段論法と呼ばれる方法である。このような方法により、論理的文章を組み立てて行くともいえる。なお、この3つの言葉は辞書で調べてほしい。わからない言葉、事柄を「辞書」とか「現代用語の基礎知識」などで調べ、自分の知識にする習慣をつけることも重要である。(上記「辞書」「現代用語の基礎知識」に関しては、詳細は下記にリンクがあるので参照いただきたい。)
http://sho-ken-hp.hp.infoseek.co.jp/s-binran.htm

―小論文の勉強その2―
 新聞(社説)を読むこと、特に朝日新聞と、前回述べたが、それはどういうわけであろうか。もちろん、時事的なトピックを自分の知識として頭に叩き込むという側面がある。

 その他に「小論文」の課題文で、朝日新聞から出題が多いという事がある。つまり、予想問題としての側面もあるのだ。

1.新聞を隅から隅まで徹底的に読む。
2.重点は社説、天声人語。
3.時間があれば、社説、天声人語は原稿用紙に書き写す。
4.時間がなければ、声を出して読む。

 なお、新聞は新聞社によって独自の表記法があるので、それは自分の頭で修正して勉強しよう。例えば、朝日新聞では縦書き数字の表記が独自である。あと、天声人語の段落変えの「しるし」(記号)も独自である。

 とりあえず来年受験の方は、上記から実行してほしい。

 もう1点、社説学習には重要な効用があり、そのメリットを上手く活用すれば「小論文」の実力は画期的に伸びるのだが、それは、指導を受けないと正しく理解いただけないと思う。その部分は書研塾の小論文講座の特色でもあるので、「書研塾にて勉強していただきたい」という話になる

来年度受験の為の「小論文勉強法」 その1 芹沢一生
 最後の試験となってしまった早稲田大学文化構想学部夜間枠入試も、2次試験の面接が終了、あとは最終の合格発表を待つのみとなった。これで、本年度の大学学部社会人入試も法政など春期試験の大学を除き、ほとんど終了したことになる。

 いつも申し上げているのだが、社会人入試は一概に「易しい」とは言えない。しかし、意外なことだが、一般入試の難関校が、社会人入試で「易しい」こともある。反対に一般入試で「さほどでもない」大学が、社会人入試で「難しい」ということもある。そういった意味では、社会人入試では志望校によっての受験作戦(私どものように塾の立場からすると、受験指導)が重要と言える。

 さて、上記の様に今年度の受験も一段落ということで、来年度の受験を考える読者も増えてきたことであろう。毎年繰り返しになるが、新情報なども交え来年度の受験に向けての「小論文勉強法」を掲載したい。社会人入試では「小論文」は必須なので、来年受験の方も今から少しずつ実行してほしい。また、減少傾向にあるのだが、今年度春季受験の受験生も勉強の一助としてほしい。

―小論文とは―
1.ある論題について論理的に(筋道をたてて)、自分の意見を述べる文。当然、作文・感想文・エッセイとは異なる。
2.字数は100〜1500字。主に600字又は800字。
3.残念ながら、高校教育では「原則教わっていない」という変則的受験科目。

 上記1の「論理」性が、重要である。したがって論理性を養う訓練が必要になる。あと3の点から言うと「教わっていないので、当然習う必要がある」。社会人入試、編入学試験というターゲットをしぼった勉強がよい。これは書研塾の宣伝になるが、書研塾で習うのは、時間的にも金銭的にも、効率がよい。

―小論文の勉強その1―
 新聞(社説)を読む。朝日新聞がよい、経済関係志望の方は日本経済新聞。
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